老婆心切(読み)ロウバシンセツ

デジタル大辞泉 「老婆心切」の意味・読み・例文・類語

ろうば‐しんせつ〔ラウバ‐〕【老婆心切】

老婆心ろうばしん」に同じ。
「―にいでたる事にて」〈逍遥小説神髄

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精選版 日本国語大辞典 「老婆心切」の意味・読み・例文・類語

ろうば‐しんせつラウバ‥【老婆心切】

  1. 〘 名詞 〙ろうばしん(老婆心)
    1. [初出の実例]「喜覚支は、老婆心切血滴滴なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)三十七品菩提分法)
    2. 「其目的のある所を残る隈なく知らせんとの老婆心切にいでたる事にて」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    3. [その他の文献]〔景徳伝燈録‐一二〕

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四字熟語を知る辞典 「老婆心切」の解説

老婆心切

年とった女性が、度をこしてあれこれと気を遣うこと。

[使用例] 其目的のある所を残る隈なく知らせんとの老婆心切にいでたる事にて[坪内逍遙*小説神髄|1885~86]

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