老婆心切(読み)ロウバシンセツ

精選版 日本国語大辞典 「老婆心切」の意味・読み・例文・類語

ろうば‐しんせつラウバ‥【老婆心切】

  1. 〘 名詞 〙ろうばしん(老婆心)
    1. [初出の実例]「喜覚支は、老婆心切血滴滴なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)三十七品菩提分法)
    2. 「其目的のある所を残る隈なく知らせんとの老婆心切にいでたる事にて」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    3. [その他の文献]〔景徳伝燈録‐一二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「老婆心切」の解説

老婆心切

年とった女性が、度をこしてあれこれと気を遣うこと。

[使用例] 其目的のある所を残る隈なく知らせんとの老婆心切にいでたる事にて[坪内逍遙*小説神髄|1885~86]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む