老鼠(読み)ろうそ

精選版 日本国語大辞典 「老鼠」の意味・読み・例文・類語

ろう‐そラウ‥【老鼠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年を経た鼠。転じて、世なれてずるがしこいことや、そのような人のたとえ。おいねずみ。
    1. [初出の実例]「念、老鼠のごとし」(出典:撰集抄(1250頃)一)
    2. [その他の文献]〔本草綱目‐獣部・鼠・釈名〕
  3. こうもり(蝙蝠)」の異名。〔揚子方言‐八〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の老鼠の言及

【林歌】より

…舞は地味で渋い。この曲の旋律を歌謡化したものが催馬楽(さいばら)の《老鼠(おいねずみ)》で,久しく絶えていたが,1930年復活された。管絃の曲は舞楽曲の編曲で,平調,早八拍子,拍子11の小曲で,箏の奏法に〈輪舌(りんぜつ)〉という特別の手法がある。…

※「老鼠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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