硫酸や塩酸のような,酸によって腐食されないことを目的としてつくられた一群の合金.鉄にCrを添加すると,硝酸のような酸化性の酸には溶解しなくなるが,塩酸や硝酸には純鉄よりかえって溶解しやすくなるので,Cr鋼は一般に耐酸鋼には含めない.一方,鉄にNiやSiを添加すると,その量が増すほど硝酸のほか,塩酸,硫酸に対しても溶解しにくくなり,とくにNi 25質量% 以上,Si 15質量% 以上で塩酸,硫酸に対する耐酸性がいちじるしく向上する.また,Mo添加も耐塩酸性,耐硫酸性の両方を改善し,Cuは耐硫酸性を改善するが,これらの元素の影響はほぼ加算的である.そこで,18-8ステンレス鋼のCr,Ni量を増すとともにMo,Cu,Siなどを加えたものが耐酸鋼として利用され,またSi 15質量% を含む鉄は耐酸鋳鉄として知られている.ニッケル合金では,30質量% Cu-Niのモネルメタルが耐硫酸合金として,またMoを20質量% 以上添加したハステロイなどは耐塩酸合金として重要である.銅合金では,Cu-Si系の合金がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地方でいう...