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耳掃除でせきが出るのはなぜ みみそうじでせきがでるのはなぜ

家庭医学館の解説

みみそうじでせきがでるのはなぜ【耳掃除でせきが出るのはなぜ】

 外耳道(がいじどう)には、三叉神経(さんさしんけい)、迷走神経(めいそうしんけい)などのたくさんの神経が分布しているため、非常に敏感なところです。
 耳掃除をしているときにせきが出ることがありますが、これは、迷走神経のはたらきとたいへん関係があります。
 迷走神経は、脳から出る第10番目の神経で、飲み込んだ飲食物が気管に入らないように下咽頭(かいんとう)や喉頭(こうとう)の部分で調整したり、気管(きかん)にたまったたんなどの分泌物(ぶんぴつぶつ)や誤って入った異物を吐(は)き出すためのせきをおこさせたりする大事な役目をもっています。
 せきは、通常は、下気道(かきどう)からの刺激が迷走神経を介してせき中枢(ちゅうすう)に伝えられ、そこから反射的に喉頭や胸郭(きょうかく)の呼吸筋(こきゅうきん)に信号が送られて誘発されます。
 神経から中枢に送られた信号が、脳で解析されることなく、瞬時に末梢(まっしょう)の筋肉や腺(せん)などに送られる現象を反射(はんしゃ)といいます。
 耳掃除のときにせきが出るのは、外耳道の迷走神経が刺激されたためにおこる、迷走神経反射の1つです。

出典|小学館家庭医学館について | 情報