コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

迷走神経 めいそうしんけい vagus nerve

翻訳|vagus nerve

7件 の用語解説(迷走神経の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

迷走神経
めいそうしんけい
vagus nerve

第 10脳神経。延髄から出て頭部や頸部,胸部,腹部 (骨盤を除く) のすべての内臓に分布して,感覚,運動,分泌を支配している。その大部分の線維は副交感性である。脳神経でありながら腹部にまで達しており,その末梢分布が複雑でわかりにくかったので,迷走という名がつけられた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

めいそう‐しんけい【迷走神経】

脳の延髄から出ている末梢神経の一。複雑な走行を示し、頸部(けいぶ)・胸部に分布し、さらに腹部に達して多くの内臓に分布。大部分が副交感神経からなり、平滑筋の運動や腺の分泌機能を調節する。第十脳神経。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

迷走神経【めいそうしんけい】

脳神経の第10対で第10脳神経ともいう。知覚・運動・分泌をつかさどり,生理学的には副交感性である。脳神経中最大の分布領域をもち,交感神経とも混じ,多数に枝分れして複雑な経路を示すのでこの名がある。
→関連項目胃切除後症候群

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

迷走神経

 脳から直接出ている末梢神経,すなわち脳神経の一つで,運動と知覚の混合神経.頭部,頚部,胸部,腹部と広く分布している.食欲調節その他,消化液の分泌調節など食物とからだの関係にも深くかかわっている.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

めいそうしんけい【迷走神経 nervus vagus】

第10脳神経で,延髄に出入し,咽頭,喉頭,食道上部の運動神経や腺の分泌神経のほか,胸腔や腹腔の内臓から感覚情報を伝達する神経と副交感神経を含む。脳神経でありながら,はるばる腹腔にまで下行して分布するところから,この名がある。脳神経【水野 昇】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

めいそうしんけい【迷走神経】

第一〇脳神経。延髄の側面より出て頸静脈孔を経、喉頭・肺・心臓・食道・胃・腹腔内の諸器官に分布。運動神経・感覚神経および自律神経・副交感神経を含み、知覚・運動・分泌を支配する。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

迷走神経
めいそうしんけい

脊椎(せきつい)動物の第10脳神経で、脳を出たのち、その名のようにきわめて複雑な走行と分布を示す。頭蓋(とうがい)を出て、頸(けい)部を下って胸腔(きょうこう)に入り、さらに腹腔に達して、広く胸腹部(骨盤を除く)の内臓に分布し、その知覚、運動、分泌を支配する。分布範囲は脳神経のなかでいちばん広く、頸胸部では咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、心臓、肺、食道など、腹部では胃から大腸上半部までの腸管、肝臓、膵臓(すいぞう)、脾臓(ひぞう)、腎臓(じんぞう)などに分布する。主として副交感神経繊維からなり、交感神経と拮抗(きっこう)しながら、内臓の平滑筋の運動と腺(せん)の分布を調節する。[新井康允]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の迷走神経の言及

【延髄】より

…神経核には,迷走・舌咽・副・舌下神経の四つの脳神経の核がある(図)。迷走神経は大きく分けて,頸部,胸部,腹部の内臓に分布する。頸部では,喉頭の筋を動かして行う発声運動と咽頭の筋を収縮させて行う嚥下(えんげ)運動(食物を飲み込む働き)との二つの働きをする。…

【脳神経】より

… 第10脳神経には,咽頭,喉頭,食道上部などにある横紋筋の運動神経,咽頭や喉頭の腺の分泌神経,咽頭や喉頭の感覚神経などのほか,外耳道の一部や耳介付着部後面付近からの感覚を伝達する神経が含まれるが,最も大きな要素は,心臓,胸腔内臓および腹腔内臓(直腸,S状結腸,下行結腸,膀胱,子宮などの骨盤内臓を除く)からの感覚情報を伝達する神経と,副交感神経,すなわちこれらの内臓の平滑筋の運動神経と腺の分泌神経を含んでいる。第10脳神経は延髄に出入するのであるが,はるばる腹腔にまで下行して分布するから〈迷走神経nervus vagus〉ともよばれる。 第11脳神経は副神経nervus accessoriusとよばれ,僧帽筋と胸鎖乳突筋の運動神経である。…

※「迷走神経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

迷走神経の関連キーワード外転神経滑車神経脊髄神経舌咽神経舌下神経動眼神経第7脳神経神経麻痺脳神経節第9脳神経

迷走神経の関連情報