耳標(読み)ジヒョウ(その他表記)ear mark

デジタル大辞泉 「耳標」の意味・読み・例文・類語

じ‐ひょう〔‐ヘウ〕【耳標】

家畜個体識別のために耳につける標識

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「耳標」の意味・読み・例文・類語

じ‐ひょう‥ヘウ【耳標】

  1. 〘 名詞 〙 家畜の個体識別のために、耳に装着する標識。アルミニウム製のものやプラスチック製のものが多い。

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改訂新版 世界大百科事典 「耳標」の意味・わかりやすい解説

耳標 (じひょう)
ear mark

家畜の個体識別を容易に行うために耳に装着する標識。アルミニウムでできた環に番号が刻印してあって,これを耳たぶの中央に穴をあけてはめこむタイプのものと,着色された合成樹脂製のものを耳たぶの外縁部に穴をあけて装着するタイプのものとある。ブタメンヨウヤギなどの中家畜で多く使われ,ウシでも育成牛などにつけることがある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「耳標」の意味・わかりやすい解説

耳標
じひょう

家畜の耳につけられる個体識別のための標識。毛色などで個体を区別できない羊ややぎ,豚,うさぎなどに用いる。耳に切り目をつける截耳 (せつじ) や入墨古来行われていたが,現在はアルミニウムなどの標識をつける耳環法が一般に行われ,記号数字によって厳密に識別されている。

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