スイス西部、首都ベルン南西約30kmのフリブール(Fribourg、ドイツ語読みではフライブルク、Freiburg)にあるゴシック様式の聖堂。この町のシンボルになっている。フリブール駅から約1.8km、サリーヌ川沿いに建つ。フリブールは中世以来のキリスト教の重要な巡礼地の一つで、毎年12月に行われるサンタクロースの祭、サンニコラ祭(聖ニコラス祭、Fete de St.Nicolas)で知られる町だが、この祭のパレードの終点がこの大聖堂である。螺旋(らせん)階段を使って高さ76mの塔に登ることができ、市街を一望できる。内部には、アロイ・モーゼル(Alois Mooser)製作のパイプオルガンや、ポーランド人のユーゼフ・メホフェル(Joseph Mehoffer)が制作したステンドグラスがある。