…トルコ東部,バン湖上の小島。10世紀初めに建てられたスルブ・ハッチ(聖十字架)教会が残る。この教会は,アルメニア王国のバスプラカン地方の支配者であったアルツルニ家の王ガギック(在位908‐936)が建立。四葉形プランの中央にドームを架け,ニッチとエクセドラが高く伸びて鼓胴(タンブール)を支える構造で,この時期のアルメニア建築(アルメニア美術)の代表作の一つ。外壁全体に,旧約伝,キリスト伝の諸場面や寄進者の像を描く浮彫が豊かに施され,これは10世紀には他に例を見ない貴重なものである。…
※「聖十字架教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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