聖法師(読み)ヒジリホウシ

デジタル大辞泉 「聖法師」の意味・読み・例文・類語

ひじり‐ほうし〔‐ホフシ〕【聖法師】

修行に専念する僧。
木練地もくれんぢ念珠の大きなるくり下げたる―」〈宇治拾遺・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「聖法師」の意味・読み・例文・類語

ひじり‐ほうし‥ホフシ【聖法師】

  1. 〘 名詞 〙 僧侶法師坊主
    1. [初出の実例]「不動袈裟という袈裟かけて、木練子の念珠の大なるくりさげたる聖法師」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一)

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世界大百科事典(旧版)内の聖法師の言及

【聖】より

…在家にて申されずば遁世して申すべし〉(《法然上人行状画図》)という法語にある〈ひじり〉は清僧,〈遁世〉は半僧半俗の意である。また念仏往生にはげむ僧や戒律を守っている僧を指して〈聖法師〉ということがある。 唐木類で作った飾りのない刀の柄を聖柄(ひじりづか)というのは,髪のない僧の頭に似ているからであり,高野聖の笈(おい)に似たあんどんを聖行灯(ひじりあんどん)という。…

※「聖法師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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