聖職者留保地(読み)せいしょくしゃりゅうほち(その他表記)Clergy Reserves

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聖職者留保地」の意味・わかりやすい解説

聖職者留保地
せいしょくしゃりゅうほち
Clergy Reserves

19世紀のカナダにおいて,イギリス国教会のために留保された土地。その存在はカナダ政界の論議の的であった。発端は 1791年のカナダ法が,土地付与の場合,その7分の1をイギリス国教会の維持のため聖職者留保地とすると定めたところにあり,早くも 1810年代から他の宗派が同様の処置を求め,次いでその廃止が叫ばれるにいたった。 40年イギリス政府は新しい留保地の創出を禁じ,留保地を売却した場合,その収入をローマ・カトリック教会を含む諸宗派の間で分割することを命じるが,それでも攻撃はやまず,54年聖職者留保地は莫大なる支払いと引替えに廃止されることになって,この問題は終息するにいたった。

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