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聴器毒 ちょうきどくototoxicity

世界大百科事典 第2版の解説

ちょうきどく【聴器毒 ototoxicity】

ある種の化学物質が生体に作用して内耳障害を起こさせ,難聴,耳鳴り,耳閉塞感などの蝸牛症状とめまいなどの前庭症状があらわれる場合をいう。薬剤の種類により内耳の障害される部位が異なるが,一般に蝸牛のらせん器の感覚細胞の主として外有毛細胞および前庭感覚器の感覚上皮のI型細胞が侵されやすい。蝸牛では通常下部回転ほど,また前庭では半規管膨大部稜が最も障害を受けやすい。聴力像でみると8000Hzから順次低音部へと聴力低下は進行する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の聴器毒の言及

【耳】より

…また利尿剤,例えばフロセミドなどは血管条に変化を起こし難聴を起こすが,その作用は一時的である。これらの化学物質を聴器毒という。 蝸牛,球形囊は内耳のなかでも系統発生学的に新しいが,これらが選択的におかされる疾患がある。…

※「聴器毒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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