聴音機(読み)チョウオンキ

精選版 日本国語大辞典 「聴音機」の意味・読み・例文・類語

ちょうおん‐きチャウオン‥【聴音機・聴音器】

  1. 〘 名詞 〙 ある物の発する音を聞き取って、その位置や方向などを探知する機械。空中聴音機、水中聴音機などがある。
    1. [初出の実例]「時々右の聴音器を以て其通信を聞知する」(出典:朝野新聞‐明治二六年(1893)四月一四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「聴音機」の意味・わかりやすい解説

聴音機【ちょうおんき】

爆音で敵飛行機の位置を知る防空兵器。第1次大戦中に夜間空襲防御用として開発された。ラッパ形の集音器数個で爆音をとらえ敵機の水平・高低角を判定,未来位置を算出し探照灯に送る。現在は使われない。
→関連項目音響兵器

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