肉太(読み)にくぶと

精選版 日本国語大辞典 「肉太」の意味・読み・例文・類語

にく‐ぶと【肉太】

〘形動〙
① 肉づきのよいさま。
文字の線が太く書いてあるさま。ふでぶと。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉「真中に珍野苦沙彌先生虎皮下と八分体で肉太に認めてある」

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デジタル大辞泉 「肉太」の意味・読み・例文・類語

にく‐ぶと【肉太】

[名・形動]文字の線が太いこと。また、そのさま。「肉太な(の)力強い字」⇔肉細
[類語]太い太やか太め寸胴ずんどう幅広はばびろ極太ごくぶと骨太

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