肌骨(読み)キコツ

精選版 日本国語大辞典 「肌骨」の意味・読み・例文・類語

き‐こつ【肌骨】

  1. 〘 名詞 〙 肌と骨。転じて、全身。骨身
    1. [初出の実例]「凡そ肌骨の好いが美人佳人ならば」(出典:巨海代抄(1586‐99)下)
    2. 「肌骨(キコツ)を貫く吐息(といき)の炎」(出典浄瑠璃一谷嫩軍記(1751)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「肌骨」の読み・字形・画数・意味

【肌骨】きこつ

はだと骨。身体。魏・応〔五官中郎将建章台集に侍す〕詩 春、北土り 今、南淮に客となる 行して霜り 毛、日に摧(さいたい)す 常にる、肌骨を傷ましめ 身隕(お)ちて泥に沈まんことを

字通「肌」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む