家庭医学館 「肝臓をいたわる飲酒法」の解説
かんぞうをいたわるいんしゅほう【肝臓をいたわる飲酒法】
日本酒1合にほぼ匹敵する他の酒類の量は、ビール大びん1本(22g)、ウイスキーダブル1杯(20g)、ワイングラス2杯(24g)、焼酎0.6合(21g)です。
肝臓を傷めないで飲酒を楽しむためには、この数値を念頭においておくことがたいせつです。
晩酌(ばんしゃく)をして、翌日、仕事ということであれば、翌朝には、肝臓がアルコールの処理を終わり、酔いがさめていなければなりません。
とすれば、晩酌で飲める量は、最大限で日本酒にして3合、できれば2合が適量ということになるでしょう。
日本酒で3合またはそれ以上毎日飲み続ければ、肝臓は疲れを癒(いや)す暇がなく、障害がおこってくる可能性が高くなります。
週に2回は「休肝日(きゅうかんび)」を設けましょう。
たんぱく質の豊富なつまみをとることも、肝臓の健康を守るにはたいせつです。
翌日でもいいですから、アルコールを飲んだ後には、たんぱく質の豊富な食品をとるようにしましょう。