肥土山郷
ひとやまごう
嶮岨山を源とする伝法川と殿川の合流点に開ける肥土山村と、皇踏山麓の笠ヶ滝村を含む地域で、肥土山村を本村、笠ヶ滝村を枝村としていた。近世小豆島九郷の一つであるが、通常郷の称は使われず、肥土山村と称していた。中世山城石清水八幡宮領肥土庄の域内にあり、郷名も庄名より起こる。慶長一〇年(一六〇五)検地時には小豆島四組中の土庄組に属し、山肥土村と称し、高一九六石余、反別三〇町六反余、うち田一二町七反余・畑一七町八反余(「山肥土村検地帳」土庄公民館蔵)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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