肥培(読み)ヒバイ

デジタル大辞泉 「肥培」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばい【肥培】

肥料を施して作物を育てること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肥培」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばい【肥培】

  1. 〘 名詞 〙 こやしをやって、作物を育てること。
    1. [初出の実例]「肥培には骨粉、堆糞、及び種種製糞の場あり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

盆栽用語集 「肥培」の解説

肥培

人為的に樹に養分を補給してやること。太らせるため、また元気をつけるためなど様々な目的がある。天然土壌中には豊富な栄養分があり、自然木はこれを吸収して生育するが、鉢栽培の場合は用土中に栄養分はほぼ含まれておらず(含まれていても樹が吸収できる化学形態であるとは限らない)、樹が吸収しやすい形態の人工肥料を与える。現在では有機無機、速効性/緩効性など様々な肥料が開発され、その形状固体灌水によって溶け、鉢土内に流れ込むもの)、液体(ほとんどは原液なので水で薄めて散布する)、土壌中の栄養分を樹が吸収しやすいように化学変化させる土壌活性剤など、バラエティに富む。

出典 (株)近代出版盆栽用語集について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android