有機(読み)ユウキ

デジタル大辞泉 「有機」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐き〔イウ‐〕【有機】

生命力を有すること。生活機能を有すること。
有機物性質をもつこと。
有機化合物」「有機化学」などの略。⇔無機

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「有機」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐きイウ‥【有機】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生命力を有すること。生活機能を備え、生活力を有すること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「進んで無機有機(イウキ)を通じ、動植両界を貫き」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉七)
  3. 有機物の性質を有すること。
    1. [初出の実例]「蓋し有機の諸体は概ね酸、炭、水、窒の四気より成る者なり」(出典:舎密局開講之説(1869)〈三崎嘯輔訳〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「有機」の読み・字形・画数・意味

【有機】ゆうき

生活の機能のあるもの。

字通「有」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android