デジタル大辞泉
「肯綮」の意味・読み・例文・類語
こう‐けい【肯×綮】
《「肯」は骨につく肉、「綮」は筋と肉とを結ぶところの意》物事の急所。かなめ。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こう‐けい【肯綮】
- 〘 名詞 〙 ( 「肯」は骨についた肉、「綮」は筋肉と骨とを結ぶところ。料理の名人の庖丁(ほうてい)が梁の恵王の前で牛を料理した時、うまく肯綮に刃物をあて、肉を切り離したという「荘子‐養生主」の故事から ) 物事の急所。かんじんなところ。かなめ。
- [初出の実例]「不レ論二内外典一、開レ巻読レ之、肯綮砉然、目無二全牛一」(出典:東海一漚別集(1375頃)真源大照禅師行状)
- 「我制度を論ずるものは、一として肯綮を誤らざるなり」(出典:東京日日新聞‐明治二四年(1891)一一月一七日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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