肱川町(読み)ひじかわちよう

日本歴史地名大系 「肱川町」の解説

肱川町
ひじかわちよう

面積:六三・三五平方キロ

喜多郡の東南端山間部にある町。東は河辺かわべ村、東から南にかけては東宇和郡野村のむら町、西は大洲おおず市、北は五十崎いかざき町に接する。町域の八二パーセントが標高二〇〇―七〇〇メートル、二〇―三〇度の傾斜面をもつ壮年期の四国山地で占められ、低地はわずか一パーセントにすぎない。東宇和郡宇和うわ町に源を発し、山地を深く刻み込んだV字谷を流れる肱川は、河辺大谷おおたに小藪おやぶ赤岩あかいわ粟太郎あわたろうの諸支流を合わせて、町の中央部を南東から北西方向へ貫流する。この本支流沿いに開かれた狭小な平坦面に、小集落が立地している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報