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胚培養 はいばいようembryo culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胚培養
はいばいよう
embryo culture

種子からを取り出して培養し,個体へ育成させる方法。異種の植物から雑種を作出する場合,受粉後の胚の成長が乳胚の発達不全によって損なわれる場合が多く,胚を取り出して,適切な養分を含む培養器中で胚を成長させる方法が開発された。 1959年には,胚培養を利用してキャベツハクサイの雑種ハクランが得られ,その後コマツナとキャベツの雑種千宝菜の育成が実用化された。現在では,ユリ,モモ,カキなど多数の品種に対して応用されている。

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知恵蔵の解説

胚培養

受精後の胚を培養すること。「種の壁」を越えて植物同士を交配しても、胚は途中で死んでしまう。胚が死ぬ前に試験管内に取り出して培養すると、雑種の植物体にまで成長する。ハクサイとキャベツの雑種ハクランや、キャベツとコマツナの雑種千宝菜などがすでに市販されている。植物同士が遠縁で受精が起こらない場合には、胚珠を取り出して試験管内で受精、培養する胚珠培養という方法も開発されている。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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