胡麻擂(読み)ごますり

精選版 日本国語大辞典 「胡麻擂」の意味・読み・例文・類語

ごま‐すり【胡麻擂】

〘名〙
① その時の都合で、どちらにも誰にでも迎合すること。人にへつらって自分利益を計ること。また、その人。
※歌舞伎・富士額男女繁山(女書生)(1877)序幕「ごま摺(ス)りに、是から湯殿へ出掛けて行って、背中でも流して来よう」
告げ口をすること。また、その人。
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵一六「ごますり━告げ口(××さんは━や)」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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