胸次(読み)きょうじ

精選版 日本国語大辞典 「胸次」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じ【胸次】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きょうし」とも ) 胸のうち。心の中。胸中
    1. [初出の実例]「胸次波瀾傾不尽。筆端風月浩無辺」(出典空華集(1359‐68頃)九・次韻謝友人訪)
    2. 「眼界胸次驚ばかり、岳陽楼に乾坤日夜をほこり」(出典:俳諧・芭蕉文考‐幻住菴記(1690頃))
    3. [その他の文献]〔荘子‐田子方〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「胸次」の読み・字形・画数・意味

【胸次】きようじ

むねの中。清・燮〔題画、竹〕忽焉(こつえん)として澹(あは)く、忽焉として濃(こま)やかなり。其の胸を究むるに、象皆し。

字通「胸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android