能勢ダイオキシン汚染

共同通信ニュース用語解説 「能勢ダイオキシン汚染」の解説

能勢ダイオキシン汚染

大阪府能勢町のごみ焼却施設「豊能郡美化センター」(閉鎖)で1997年に汚染が発覚し、98年には周辺土壌から1グラム当たり8500ピコグラム(ピコは1兆分の1)の高濃度のダイオキシンが検出された。地元住民らが公害調停を申請し、2000年7月、施設を建設した三井造船側が対策費として7億5千万円を支払うことで調停が成立した。施設解体後、住民の反対で地元での処理ができず、焼却灰や汚泥などの汚染物をドラム缶保管。全国の業者に依頼しようとしたが、受け入れ先自治体などの同意が得られず、処理できずにいた。昨年8月、福岡県大牟田市の廃棄物処理会社で無害化処理することが決まっていた。

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