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汚泥 おでいsludge

翻訳|sludge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

汚泥
おでい
sludge

下水道あるいは工場廃水の浄化に伴って多量に排出される固形物狭義には,下水処理で砂を除外した沈殿物フロックなどをいい,下水道の普及につれて,産業廃棄物とともに重大な環境問題になった。 10万人あたり日量約 150tに達する固形化した汚泥は,埋立てるとしてもその場所の確保が問題となってきている。このような状況に対処するため,最終処分地の整備を進めるとともに汚泥を脱水,乾燥,焼却する処理施設を各地に設けている。

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デジタル大辞泉の解説

お‐でい〔ヲ‐〕【汚泥】

汚いどろ。
人を堕落させるような、好ましくない環境。
「彼女を―の中から救抜する」〈鴎外
スラッジ

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世界大百科事典 第2版の解説

おでい【汚泥 sludge】

スラッジともいう。固形と液状の中間性状を示す泥状の廃棄物。鉱工業や農水産業の生産活動に伴って発生するのみならず,下水道,屎尿(しによう)処理,廃水処理などの公害防止施設などさまざまな分野から発生し,港湾,湖沼,河川やダムに堆積することも多い。生産活動で発生する汚泥には,例えば,溶液中で化学反応の後沈殿して生ずるもの,水による生産品の洗浄で生ずる不純物有価物を抽出した後の残滓(ざんし)などがある。廃水処理では,水中の不純物を沈殿分離したり,活性汚泥処理で余剰汚泥を除去したり,ろ過による浮遊物質の捕捉(ほそく)回収などを行う過程で生成したりする。

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大辞林 第三版の解説

おでい【汚泥】

きたない泥どろ。おり。 「 -にまみれる」 「 -処理」
スラッジ。

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世界大百科事典内の汚泥の言及

【下水道】より

…以後,第2次世界大戦前の日本では合流式が主流となった。日本で最初に採用された下水処理は22年に東京三河島汚水処分場の散水ろ床法によるもので,31年には名古屋の熱田,堀留の両処理場で活性汚泥法(当時,促進汚泥法と呼ぶ)が適用された。 コレラその他の伝染病は明治時代を通じて全国で数十万人の死亡者を出したが,これに対して1890年にまず水道条例が制定されて上水道の普及が図られ,また伝染病に対する細菌医学の進歩もあって死亡率は激減した。…

【産業廃棄物】より

…広い意味では事業活動に伴って生ずる廃棄物の総称であるが,日本では〈廃棄物の処理及び清掃に関する法律〉(略称〈廃棄物処理法〉)において,産業廃棄物とは,事業活動に伴って生じた廃棄物のうち,燃殻,汚泥,廃油,廃酸,廃アルカリ,廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物と定義されている。政令では,上記の6種類に加えて,紙くず,木くず,繊維くず,ゴムくず,動植物にかかわる不要物,金属くず,ガラスおよび陶磁器くず,建設廃材,鉱滓,家畜の糞尿(ふんによう),家畜の死体などの13種類が指定され,合計19種類に分類されている。…

【スラリー】より

…濃厚なものをスラリー,希薄濃度のものをサスペンションに区分することがある。また槽底に沈んで堆積する濃厚なスラリーをとくにスラッジあるいは汚泥と呼んで区別することもある。スラリーの性質は構成要素の液体と粒子の性質および液体中の粒子濃度により異なる。…

※「汚泥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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