デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「能恵」の解説 能恵 のうえ ?-1169 平安時代後期の僧。藤原宗能(むねよし)の次男。奈良の東大寺で法相(ほっそう)・真言の学をまなび,得業(とくごう)の位にのぼる。八幡大般若(はちまんだいはんにゃ)経二百巻を書写供養する願をかけ,中途で病死したが蘇生(そせい)して完成したという伝説があり,「能恵法師絵詞(えことば)」の題材となっている。嘉応(かおう)元年11月死去。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例