能登部上テンジクダイラ古墳群(読み)のとべかみてんじくだいらこふんぐん

日本歴史地名大系 の解説

能登部上テンジクダイラ古墳群
のとべかみてんじくだいらこふんぐん

[現在地名]鹿西町能登部上

眉丈びじよう山系尾根筋標高約一七八メートルに所在し、雨の宮あめのみや古墳群の中心部より約一キロ南西方に位置する同古墳群の支群で、円墳三基・方墳二基からなる。一号墳は長径約二七メートル・短径約二三メートルの楕円形プランの円墳であったが、林道造成工事に伴い発掘調査を実施した。埋葬施設は二基併設しており、一号墳主体部は長さ四・五メートルの二重構造をもつ特殊な施設で、副葬品には鉄剣二・鉄斧一・刀子一があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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