能者(読み)ノウシャ

精選版 日本国語大辞典 「能者」の意味・読み・例文・類語

のう‐しゃ【能者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「のうじゃ」とも ) 才能のある人。物事に堪能な人。
    1. [初出の実例]「三位の中将は、無双の能者(ノウシャ)にておはしますなり」(出典源平盛衰記(14C前)三九)
    2. [その他の文献]〔孟子‐公孫丑・上〕
  3. 能役者。
    1. [初出の実例]「まことに得たらん能者ならば物数は皆々失せて、善悪見所は少くとも、花は残るべし」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android