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能除太子 のうじょたいし

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

能除太子 のうじょたいし

伝説上の修験者(しゅげんじゃ)。
崇峻(すしゅん)天皇の第3皇子といわれ,容貌が醜悪で蜂子(はちこ)皇子とよばれた。聖徳太子に仏法をまなび,羽黒山,月山(がっさん),湯殿山の出羽(でわ)三山(山形県)をひらいたとつたえられる。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

能除太子

出羽国(山形県)出羽三山の開山者と伝えられる伝説上の人物。崇峻天皇の第3皇子とされ,容貌は醜く,魁偉であったため,蜂子皇子と称された。いとこに当たる聖徳太子について,仏法を修行し,般若心経を専ら唱えたため,その経文中の「能除一切苦」という言葉にちなんで,また能く一切の苦を除く力があったところから,能除太子の名がある。敏達天皇の代に都を出て,巡歴の途に立ち,羽黒山,月山,湯殿山の出羽三山を開いたと伝えられる。文政3(1820)年,朝廷から照見大菩薩の諡号が贈られたが,明治の神仏分離で神道化が強行され,太子を祭る開山堂は蜂子神社と改称された。

(川村邦光)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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