腎臓結石症(読み)じんぞうけっせきしょう(その他表記)nephrolithiasis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「腎臓結石症」の意味・わかりやすい解説

腎臓結石症
じんぞうけっせきしょう
nephrolithiasis

腎石症ともいう。腎臓結石が発生することで,厳密には病名ではなく,一つの症状を示す用語である。原因はいろいろ考えられるが,現状では不明のほうが多い。結石の成分には,シュウ酸カルシウム,リン酸マグネシウム・アンモニウムリン酸カルシウムシスチン尿酸 (塩) などがある。原因が明らかな場合には原因療法をする。結石が腎臓 (腎盂,腎杯) の中にあるうちは症状が少く,尿管結石になると激しい痛み (仙痛発作) を起すことが多い。腎臓から尿管膀胱,尿道にいたる尿の通路を尿路といい,結石の存在する場所によって腎結石,尿管というように名称が変るが,多くは腎杯にできた石が,結石尿とともに下降してきたものである。

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