日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンモニウム」の意味・わかりやすい解説 アンモニウムあんもにうむammonium 化学式NH4+で示される多原子1価陽イオンの名称。たとえば塩化アンモニウムNH4Clや硫酸アンモニウム(NH4)2SO4などのように各種のアンモニウム塩中に含まれる。またアンモニウムイオン中のHを他のイオンや基で置換したものも、たとえばNF4+はテトラフルオロアンモニウムイオン、N(C2H5)4+はテトラエチルアンモニウムイオンなどとよぶ。[中原勝儼] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンモニウム」の意味・わかりやすい解説 アンモニウムammonium NH4+ の組成をもつ +1 価の原子団。アンモニウム塩結晶あるいはその水溶液中にイオンとして存在する。 NH4+ 中のH を各種の有機原子団で置換したものもある。たとえばジメチルアンモニウム CH3NH3+ ,テトラエチルアンモニウム (C2H5)4N+ などがその例。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報