デジタル大辞泉
「胃腔」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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い‐こうヰカウ【胃腔】
- 〘 名詞 〙
- ① 海綿動物の体内中央にある空所。体壁の小さな穴から海水とともに取り入れられた食物は、ここの壁面にならぶ襟細胞(えりさいぼう)で消化吸収され、水は上部の大きな穴から外界に出る。食物を消化吸収はするが、まだ消化器官と呼べるほど発達したものではない。また、腔腸(こうちょう)動物の口から通じている空所。腔腸。
- ② 動物の胃の内腔。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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胃腔
いこう
gastral cavity
(1) 海綿動物の体内の空所。体壁にある無数の小孔から入った水は胃腔に集められ,上端の大孔から排出される。 (2) 後生動物の胃の内腔を胃腔という。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の胃腔の言及
【カイメン(海綿)】より
…色も白色,黄色,赤色,緑色,黒色と多種多様である。基本的な体型は壺状で,中央に胃腔gastral cavityという大きい空所があって,上端に口(出水孔)が開いている。体壁には無数の小さい穴(入水孔)が開いていて胃腔との間を溝道(みぞ)が連絡し,外界から胃腔内への水の通路になっている。…
※「胃腔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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