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胃水管系 いすいかんけいgastrovascular system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胃水管系
いすいかんけい
gastrovascular system

刺胞動物見られる器官系の一つ。消化系と循環系が結合した系で,食物の消化,吸収のほか,栄養や酸素を運搬する働きもする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

胃水管系
いすいかんけい

腔腸(こうちょう)動物のクラゲ型において消化器官系と循環器官系を総称したもの。この系は、口(体の下面中央部)、胃(口に続く拡張部で、腔腸あるいは胃腔ともいう)、放射水管(胃から傘の縁まで放射状に伸びた水管)、環状水管(放射水管から続いて傘の縁を環状に走る水管)よりなる。この中には外液(水)が循環し、また食物は口から胃までの間で消化され、水管によって運ばれるなど消化、循環が行われるほか、呼吸や排出も行われる。[内堀雅行]

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世界大百科事典内の胃水管系の言及

【クラゲ(水母)】より

…胃囊の周囲からは放射水管がでて複雑に分岐しながら傘の縁を取り巻く環状水管に連絡する。これらの水管は栄養の運搬や吸収ばかりでなく,酸素を供給し,老廃物を運ぶ役目をするので腔腸と管全体を胃水管系,または消化循環系という。このような構造は腔腸動物と有櫛動物特有のものである。…

※「胃水管系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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