腸管の回転異常(読み)ちょうかんのかいてんいじょう(その他表記)malrotation of the intestines

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「腸管の回転異常」の意味・わかりやすい解説

腸管の回転異常
ちょうかんのかいてんいじょう
malrotation of the intestines

消化管は,発生の初期にはまっすぐな管で,発育とともに臍 (へそ) を中心として時計と反対の方向に回転し,胎生第 10~11週目までに正常な位置に落ち着く。この過程に異常が生じたものを腸管の回転異常という。まったく回転しないもの,回転の不完全なもの,逆回転したもの,総腸管膜症,結腸間膜ヘルニアといわれるものなど,種々の型があるが,比較的まれな疾患である。多くは新生児期に発症するが,乳児期以降になって初めて症状を現すものもある。主症状は嘔吐で,腹部膨満や下血もみられる。腸閉塞として診断され,開腹手術によって確認されることもある。

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