腹形(読み)はらなり

精選版 日本国語大辞典 「腹形」の意味・読み・例文・類語

はら‐なり【腹形】

  1. 〘 名詞 〙 腹のかたち。腹の状態。また、心中様子
    1. [初出の実例]「雪中の花に見ながら青梅もがなと、ない物ずきをして腹躰(ハラナリ)おかしげになりぬ」(出典浮世草子武道伝来記(1687)二)
    2. 「たとへ聟殿心底は不足にしても、それでも腹なりが治まらぬとは得云ふまい」(出典:雪たゝき(1939)〈幸田露伴〉中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android