腹這う(読み)ハラバウ

デジタル大辞泉 「腹這う」の意味・読み・例文・類語

はら‐ば・う〔‐ばふ〕【腹×這う】

[動ワ五(ハ四)]
腹を地面や床につけてはって進む。「―・って敵陣に近づく」
腹を下にして横になる。「布団の上に―・う」
[類語]這うはいはい匍匐四つん這い這い回る這いずり回る這いつくばう

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精選版 日本国語大辞典 「腹這う」の意味・読み・例文・類語

はら‐ば・う‥ばふ【腹這】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 腹を地につけ、手足で這って行く。また、腹を下にしてねそべる。
    1. [初出の実例]「山里の人の家に、嬰児の女有り。中庭に匍匐(ハラハフ)を、鷲擒(と)りて空に騰(あが)りて〈興福寺本訓釈 匍匐 上音布反下音福反二合波良波不〉」(出典日本霊異記(810‐824)上)
  3. 這って行くようにして辛うじて進む。
    1. [初出の実例]「大君は神にしませば赤駒の腹婆布(はらバフ)田ゐを都となしつ」(出典:万葉集(8C後)一九・四二六〇)

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