
(ふ)。
に搏(う)つ、また薄いものの意がある。〔説文〕四下に「
脯(はくほ)なり。之れを屋上に膊(つ)く」とあり、肉をうちたたいて板に張り、屋上で乾かし乾肉とする。乾肉は多く軍用に供された。〔左伝、成二年〕「
して
(こ)れを
上に膊す」とは、
殺(たくさつ)することをいう。
(はく)と通じ、かたぼね。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…腕はひじ(肘)で折れ曲がりうるので,これを2部に分け,上半を上腕upper arm,下半を前腕forearmという。腕は本来は手首のあたりを意味し,肩と手首との間に対しては〈膊(はく)〉を用いていたが,字がむずかしいので〈腕〉の字を用いるようになった。腕は脚に相当する部分であるが,人間では直立位をとったため脚が体を支え,腕は地面から離れて用を弁じ,仕事をするようになった。…
※「膊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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