膝隠(読み)ひざかくし

精選版 日本国語大辞典 「膝隠」の意味・読み・例文・類語

ひざ‐かくし【膝隠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 歌舞伎舞台で、人の膝から下を隠すぐらいの高さの板壁板羽目衝立などをいう。
    1. [初出の実例]「上の方に九尺の膝隠しの板」(出典:歌舞伎・裏表柳団画(柳沢騒動)(1875)六幕)
  3. 落語家見台を隠すために前に置く、丈低く横長い小形の衝立。上方寄席で用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android