家庭医学館 「膠原病の由来」の解説
こうげんびょうのゆらい【膠原病の由来】
膠原病の多くは、厚生省(現厚生労働省)が難病(なんびょう)(特定疾患(とくていしっかん))に指定し、医療費を補助しています。
特定疾患には、全身性エリテマトーデス、汎発性強皮症(はんぱつせいきょうひしょう)(全身性硬化症(ぜんしんせいこうかしょう))、多発性筋炎(たはつせいきんえん)および皮膚筋炎(ひふきんえん)、結節性多発動脈炎(けっせつせいたはつどうみゃくえん)(結節性動脈周囲炎(けっせつせいどうみゃくしゅういえん))、混合性結合組織病(こんごうせいけつごうそしきびょう)、ウェジナー肉芽腫症(にくげしゅしょう)、大動脈炎(だいどうみゃくえん)症候群、悪性関節(あくせいかんせつ)リウマチ、ベーチェット病、サルコイドーシスがあります。
昔は不治の病(やまい)と考えられていましたが、近年の治療法の進歩によって、どの病気も命をおとすようなものではなくなりつつあります。