漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「膠飴」の解説 こうい【膠飴】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。米、小麦、粟(あわ)などの粉に麦芽(ばくが)を混ぜて糖化させ、それを煮詰めた水飴状のもの。とくに糯(もち)米が適するとされる。滋養強壮、健胃、鎮痛、鎮咳(ちんがい)などの作用がある。虚弱体質の改善、食欲不振、頭痛に効く黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)、全身疲労、精力減退、身体虚弱児の体質改善に効く小建中湯(しょうけんちゅうとう)、胃下垂、胃アトニー、便秘、腹痛に効く大建中湯(だいけんちゅうとう)などに含まれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報