膳性遺跡(読み)ぜんしよういせき

日本歴史地名大系 「膳性遺跡」の解説

膳性遺跡
ぜんしよういせき

[現在地名]水沢市佐倉河 佐野

古墳時代から平安時代にかけての集落跡で、胆沢いさわ城跡の西約一キロ、胆沢扇状地の低位段丘である水沢段丘崖縁の膳性にある。標高約五三メートル。調査は昭和五三年(一九七八)から五五年にかけての三ヵ年にわたって行われ、竪穴住居跡八九棟・土坑一五基・掘立柱建物跡四棟・溝跡一六条などの遺構が検出された。

竪穴住居跡は出土遺物から時期区分すると古墳時代後期一棟、同時代終末期―奈良時代五八棟、平安時代二九棟、不明一棟。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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