…バルザックやジョルジュ・サンドなどヨーロッパの〈農民小説〉の影響のもとに,ロシア最初の農民小説《村》(1846),《不幸なアントン》(1847)を書く。農民(ナロード)を主人公とし,それを共感をもって描くという手法は,ツルゲーネフに大きな影響を与えたが,彼はこの2作により,ゴーゴリによって代表される文学上の新流派〈自然派〉の最も重要な作家とみなされた。工科学校出身だった彼は,学校の後輩ドストエフスキーを文壇に出したが,その40年後チェーホフを発見するという大きな貢献をロシア文学史に対して果たした。…
…プーシキンに代わってロシア文学の中心となったのがゴーゴリである。40年代初頭ゴーゴリの影響下に〈自然派〉と呼ばれる文学グループが形成された。この流派は世界観的にはまだロマン主義に属しているとはいえ,文学的タブーをいっさい取り払って低級卑俗なものを含め,細部描写に関心を寄せる点でリアリズムへの架橋の役を果たした。…
※「自然派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...