自由貿易主義(読み)じゆうぼうえきしゅぎ

百科事典マイペディア「自由貿易主義」の解説

自由貿易主義【じゆうぼうえきしゅぎ】

貿易に対する国家の干渉を排して自由な対外取引を行うという考え方や政策。まず重商主義的保護貿易主義批判として現れた。A.スミスリカードらが唱えて,経済活動の自由に対する産業資本の要請に理論的裏付を与えた。のちマンチェスター学派が運動として展開し,19世紀半ばの英国では関税改正,穀物法航海法廃止が行われた。以後通商条約網を通じて各国に広がったが,20世紀に入り各国の工業化の進展,国際競争激化の中で保護貿易主義にとって代わられた。第2次大戦後は貿易為替自由化という新しい姿で現れている。
→関連項目貿易

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世界大百科事典内の自由貿易主義の言及

【貿易理論】より

…しかも,国際価格に対して影響力をもたない小国の観点や世界全体の観点に立った場合,一定の条件のもとで自由貿易が諸資源の効率的利用を達成し,いわゆる〈パレート最適〉の状態をもたらすことが明証されている。これは自由貿易命題と呼ばれ,貿易政策の指導原理として重きをなす自由貿易主義の一つの理論的支柱となっている。 しかし,自由貿易命題の根底にある諸条件は必ずしも現実的なものとはいえない。…

※「自由貿易主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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