貿易為替自由化(読み)ぼうえきかわせじゆうか

百科事典マイペディア 「貿易為替自由化」の意味・わかりやすい解説

貿易為替自由化【ぼうえきかわせじゆうか】

貿易外国為替取引に対する国の直接規制をやめて,国際貿易,国際金融面での各国間の交流を自由にすること。この政策は第2次大戦後IMFGATTなどを中心に進められてきた。日本も1960年代にこの面の自由化を進め先進国なみとなった。→開放経済体制
→関連項目自由貿易主義

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の貿易為替自由化の言及

【資本自由化】より

… 日本は,1964年にIMF協定8条の義務を受諾し(いわゆるIMF8条国への移行),輸出入取引等から生じる対外決済に関する公的制限を原則として行わないこととした。これに先立ち,1960年に大綱が定められた貿易・為替自由化計画が漸次実施に移されており,この結果,貿易取引およびそれに伴う対外決済についてはしだいに公的制限が撤廃されてきていた(これについては〈為替管理〉の項参照)。 しかし資本自由化の進展は遅れ,おもに昭和40年代以降に各種の自由化が進んだ。…

※「貿易為替自由化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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