岩石学辞典
「自触媒作用」の解説
自触媒作用
マグマの揮発性成分によって,固化する後期に鉱物が変質すること.この語は自気成作用(autopneumatolysis),パウロポスト(paulopst),プロトニューマトリシス(protopneumatolysis)と同意義である[Loe-winson-Lessing : 1922].自触媒作用は化学反応において,反応物または生成物自身が触媒作用をすることで,反応の進行に伴って触媒作用をする物質の量が変化する[長倉ほか : 1998].自気成作用(autopneumatolysis)[Lacroix : 1922],マグマ性交代作用(magmatic metasomatism)[Loewinson-Lessing : 1925]
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
Sponserd by 
自触媒作用
じしょくばいさよう
autocatalysis
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
自触媒作用
ジショクバイサヨウ
autocatalysis
化学反応において,反応生成物自身が触媒作用を示す現象.反応が自触媒作用によって進行するときには,反応初期に誘導期間がみられ,反応の進行とともに反応速度が増大し,反応速度が極大となる時期を経て,反応が完了する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
Sponserd by 