自証院遺跡(読み)じしよういんいせき

日本歴史地名大系 「自証院遺跡」の解説

自証院遺跡
じしよういんいせき

[現在地名]新宿区富久町

紅葉もみじ(現靖国通)を臨む淀橋よどばし台上に位置する近世墓地を主体とした遺跡。天台宗自証院(寛文五年以前は日蓮宗不受不施派)は寛永一七年(一六四〇)に尾張藩主徳川光友の室千代姫の生母自証院を葬ったことを期に寺号を改め、当地に転入する。境内拝領地は一万六〇〇坪余、江戸では比較的大きな寺院であり、「江戸名所図会」には木立に囲まれた伽藍が描かれ、当時の様子をうかがうことができる。調査は昭和五九年(一九八四)に実施され、八七基の埋葬施設が検出されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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