臭化クロム(読み)シュウカクロム

化学辞典 第2版 「臭化クロム」の解説

臭化クロム(Ⅲ)
シュウカクロム
chromium(Ⅲ) bromide

CrBr3(291.71).三臭化クロムともいう.無水物は粉末状クロムと水を含まない臭素蒸気を加熱して得られる.黒色の葉状晶.透過光では緑色.密度4.25 g cm-3.融点1130 ℃(推定).冷水に不溶.潮解性で,水酸化クロム(Ⅲ)を臭化水素酸に溶かして濃縮すると六水和物が得られる.六水和物は青緑色の結晶性粉末.水に易溶,エタノール,アセトンに不溶.アルケン類の重合触媒に用いられる.[CAS 10031-25-1:CrBr3][CAS 13478-06-3:CrBr3・6H2O]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む