化学辞典 第2版 の解説
臭化テトラエチルアンモニウム
シュウカテトラエチルアンモニウム
tetraethylammonium bromide
C8H20BrN(210.16).(C2H5)4N+ Br-.略称TEAB.テトラエチルアンモニウムブロミドともいう.トリエチルアミンに臭化エチルを作用させると得られる第四級アンモニウム塩.潮解性結晶.分解点285 ℃.1.3880.水,アセトン,エタノール,クロロホルムに易溶,ベンゼンに難溶.pH 6.5(10% 水溶液).ガングリオン阻害剤,血圧降下作用があり,高血圧や末梢血管の診断治療に用いられる.[CAS 71-91-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報