臭化プロパンテリン(読み)しゅうかプロパンテリン(その他表記)propanthelin bromid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臭化プロパンテリン」の意味・わかりやすい解説

臭化プロパンテリン
しゅうかプロパンテリン
propanthelin bromid

第四アンモニウム系の副交感神経抑制剤のメサンテリンを改良したもの。作用が強力で副作用が少いといわれている。胃・十二指腸潰瘍胃酸過多症胃炎などの予防治療に有効である。副交感神経系に対する作用はアトロピンの2~3.5倍,メサンテリンの3~5倍といわれる。副作用はメサンテリンより少いが,過量投与では口渇視力障害排尿障害便秘などがみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む