至情(読み)シジョウ

デジタル大辞泉 「至情」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう〔‐ジヤウ〕【至情】

この上なく深い心。まごころ。「至情をささげる」「至情あふれる行為」
きわめて自然な人情。「人間としての至情

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「至情」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう ‥ジャウ【至情】

〘名〙
① 誠心誠意の感情。まごころ。赤心
集義和書(1676頃)九「今の学者は過を聞ことをいとひ、至情を云者をにくめば」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「全く妻を愛する至情から出たので」 〔揚雄‐答劉歆書〕
② ごく自然の情愛。ありふれた人情。
※新聞雑誌‐四号・明治四年(1871)六月「人民上下相親愛するの至情を絶つを欲せざるの仁意に出る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「至情」の読み・字形・画数・意味

【至情】しじよう

ま心。

字通「至」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android